API不使用でPythonからChatGPT Webサービスを活用する方法

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はじめに

OpenAIのChatGPTは、驚異的な自然言語処理能力で知られており、多くの開発者や研究者がそのパワフルさに魅了されています。しかし、一般的にChatGPTを外部から呼び出す場合、API経由で行う必要があり、その結果1回のリクエストごとに費用が発生します。確かに、それぞれのリクエストの値段は安いのですが、”塵も積もれば山となる”ということわざが示す通り、細かい費用も積み重なると大きな出費になりかねません。

この記事では、APIなしで、かつ費用を抑えてPythonからChatGPTを動かす具体的な手順を解説します。具体的には、Webブラウザ経由でPythonを使ってChatGPTを操作するという方法です。

※今回はWindowsの環境で検証しているため、Linux等で動かすと動作結果が異なる可能性があります。

どうやってやるの?

この手のプログラムは沢山あるのですが、2023年7月時点で、動くプログラムは少ないんですよね。
その中でも、まだ不安定ではあるものの、使えるものを見つけたので、紹介したいと思います。
今回使うのは「UnlimitedGPT」です。

では早速、導入方法です。

インストールはこれだけですね。

pip install UnlimitedGPT

次に「UnlimitedGPT」は、IDとパスワードではなくて、セッショントークンで接続する為、その値を簡単に取得する為にChromeのプラグインを入れましょう。
下記からアクセスして、インストールします。

インストールが終わったら、ChatGPTをブラウザで開いた状態で、「chatgpt-cookies」のボタンをクリックし、「Copy Session Token」を選択すれば、クリップボードにコピーされます。

サンプルプログラム

では一番シンプルなプログラムを組んでみましょう。

from UnlimitedGPT import ChatGPT
session_token="AAAAAA'

api = ChatGPT(session_token)
message = api.send_message('Hello World')
print(message.response)

これで結果を取得することが出来ます。
※session_tokenは、プラグインで取得した値を設定します。

まとめ

「UnlimitedGPT」のページにいくと、他にも色々な事が出来るようです。
(私の環境では、かなり不安定だったので、今回は紹介していません。)
しかし、質問と答えを取得できるだけで、かなり遊べそうです。次回、時間があれば、これを活用して何かソフトを作ってみたいと思います。お楽しみに!!

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