ChatGPTを会社に導入するために行ったソフトを改造してみた-その1

IT

はじめに

今回は前回紹介した「Better ChatGPT」を少し改造して、企業で使えるようにしようという企画です。
ChatGPTを何も考えずに会社に導入すると、機密情報や個人情報の流出に繋がる可能性もあります。
そうならないために、最低限抑えておきたい、以下の機能を追加することにしました。

  • ログ取得機能
  • 共有で利用できるようにカスタマイズ。

今回は、ログの部分をPythonで別で作ることにしたので、それを紹介したいと思います。

ログを取ってテキストファイルを作るPythonのプログラム

機能はいたって簡単です。受け取った値(ChatGPTに渡す値を想定)に、日時と接続元IPを追加しただけです。
最低限のため、その他に必要な方は、ご自分で追加してください。

from flask import Flask, request
from datetime import datetime

app = Flask(__name__)

@app.route('/log', methods=['POST'])
def log():
    data = request.get_data().decode('utf-8')
    timestamp_ms = (datetime.now().strftime('%Y-%m-%d %H:%M:%S.%f'))
    filename = (datetime.now().strftime('%Y-%m-%d') + '.txt')
    with open(filename, 'a') as f:
        f.write(f"{timestamp_ms}, {request.environ.get('HTTP_X_REAL_IP', request.remote_addr)}, {data}\n")
    return ""


if __name__ == "__main__":
    app.run(debug=False, host='0.0.0.0', port=5000)

あとは、Windowsの方であれば、EXE化して、サービス登録するなら「sexe」などを使うのも良いと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?次回は「Better ChatGPT」をやってみたいと思います。

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