はじめに
今回はサーバ管理ネタになります。興味のある方だけ見てください。
私はSynologyのNASを使っているのですが、標準でUPSの管理機能が内蔵されています。
しかし、全サーバをAPCUPSDで管理しているんですよね。ということで今回は強制的にAPCUPSDを入れる方法を取り上げたいと思います。
プロセッサの確認
- SSHでログインする。
- rootになる。
sudo su -
3.プロセッサ情報を取得
cat /proc/cpuinfo | more
パッケージ管理ソフトの導入
- インストール先のフォルダを作ります。
mkdir -p /volume1/@entware-ng/opt
- このフォルダは空であることが必要ですので、(念のため)以下のコマンドを実行します。
rm -rf /opt
ln -sf /volume1/@entware-ng/opt /opt
- Entware-ngをインストールします。
(以下から該当するプロセッサモデルのスクリプトを選びます。)
# ARMv5
wget -O - http://bin.entware.net/armv5sf-k3.2/installer/generic.sh | /bin/sh
# ARMv7
wget -O - http://bin.entware.net/armv7sf-k3.2/installer/generic.sh | /bin/sh
# ARMv8
wget -O - http://bin.entware.net/aarch64-k3.10/installer/generic.sh | /bin/sh
# x86-64
wget -O - http://bin.entware.net/x64-k3.2/installer/generic.sh | /bin/sh
# x86-32
wget -O - http://pkg.entware.net/binaries/x86-32/installer/entware_install.sh | /bin/sh
# MIPS
wget -O - http://pkg.entware.net/binaries/mipsel/installer/installer.sh | /bin/sh
- [コントロールパネル] -> [タスクスケジューラ] -> [作成 > トリガーされたタスク > ユーザー指定のスクリプト] -> [タスクを作成] で、以下のスクリプトをブート時に起動するようにする。
/bin/ln -sf /volume1/@entware-ng/opt /opt
/opt/etc/init.d/rc.unslung start
- ログインのPATH変数に追加します。
. /opt/etc/profile
- SynologyNASを再起動
- パッケージのアップデート(動かないときは、5を再度実行。)
opkg update
APCUPSDのインストールと設定
- インストールする。
opkg install apcupsd
- 設定ファイルの下記の部分だけ編集する。
vi /opt/etc/apcupsd/apcupsd.conf
UPSCABLE ether
UPSTYPE net
DEVICE XX.XX.XX.XX:3551
- APCUPSDを再起動する。
apcupsd start
- 正常に動いているか確認する。
apcaccess status
まとめ
いかがだったでしょうか?かなりややこしいですが、これでAPCUPSDが使えるようになります。
もし同じことで悩んでいる方がいましたら、参考にしてください。
コメント
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