Homebridgeで家電を管理する-その2

IT

はじめに

前回、iPhoneなどのiOSで家電を操作できる「HomebridgeとHomebridge Config UI X」のインストール方法を紹介しました。

今回は、実際に家電操作の設定を入れていくことにしましょう。今回は以下の2つを追加したいと思います。

1.リモコン操作(赤外線で操作出来る家電。)

RM Mini 3

・中国から直接買った方が安いですが、Amazonからも買えます。
・事前の専用アプリから使えるように設定を行い、IPアドレスとMacアドレスを確認しておいてください。(アプリから確認が可能。)
・iPhone、Androidの場合も、下記のソフトが必要になります。(iPhoneの場合は、言語を英語にしないといけない。)

2.格安監視カメラ

Sricam
・家に眠っていたのでこれを使っていますが、別に何でも良いと思います。
・事前に専用アプリから使えるように設定を行い、IPアドレスを確認しておいてください。

設定方法

1.「HomebridgeとHomebridge Config UI X」にログインします。

ユーザー名やパスワードを変えていなければ両方とも「admin」ですね。

2.メニューから「プラグイン」を選択します。

3.「インストールするプラグインを検索」から下記のプラグイン名を2つを入力してインストールします。

プラグイン名説明
Homebridge Broadlink Rm「RM Mini 3」を利用するためのプラグイン
Homebridge Camera FFmpeg監視カメラを利用するためのプラグイン。

4.「Homebridge Camera FFmpeg」をインストール時に、基本設定を行う。

下記の通り設定する。

設定項目設定値
Name「RM Mini 3」を利用するためのプラグイン
Video Source監視カメラのrtspアドレス。

※その他の項目は無視で問題ありません。

5.メニューから「コンフィグ」を選択します。

①.下記の通り設定する。

{
    "bridge": {
        "name": "Homebridge C98A",
        "username": "XX:XX:XX:XX:XX:XX",
        "port": 51254,
        "pin": "XXX-XX-XXX"
    },
    "accessories": [],
    "platforms": [
        {
            "name": "Config",
            "port": 8581,
            "platform": "config"
        },
        {
            "hosts": [
                {
                    "address": "192.168.XXX.XXX",
                    "mac": "XX:XX:XX:XX:XX:XX",
                    "isRFSupported": true
                }
            ],
            "platform": "BroadlinkRM",
            "name": "Broadlink RM",
            "hideScanFrequencyButton": false,
            "hideLearnButton": false,
            "hideWelcomeMessage": false,
            "accessories": [
                {
                    "name": "加湿器",
                    "type": "switch",
                    "data": {
                        "on": "__HEXCODE__",
                        "off": "__HEXCODE__"
                    }
                },

            ]
        },
        {
            "name": "Camera FFmpeg",
            "cameras": [
                {
                    "name": "監視カメラ",
                    "videoConfig": {
                        "source": "-i rtsp://192.168.XXX.XXX:554/onvif1"
                    }
                }
            ],
            "platform": "Camera-ffmpeg"
        }
    ]
}

※IPアドレスやMACアドレスなどはXXXで伏字にしています。環境に合わせて変更が必要です。

②.上記のコードの下記を変更してください。

設定項目設定値
hostsのAddress「RM Mini 3」のIPアドレス。専用アプリから確認して入力する。
hostsのmac「RM Mini 3」のMacアドレス。専用アプリから確認して入力する。
camerasのvideoConfigIPアドレスの部分は監視カメラアプリから確認して入力
platformsのaccessories赤外線で利用したいものを追加していきます。nameは自分の環境に合わせて設定してください。例では「加湿器」にしています。nameやdataに追加していきます。dataに入れるデータに関しては後ほど説明します。

③.全て設定できれば「保存」をクリックする。

6.メニュー下にある「電源ボタン」を選択してサービスを再起動します。

7.iPhoneでHomeアプリをインストール、設定します。

①.Homeアプリをインストールします。

②.Homeアプリで、「HomebridgeとHomebridge Config UI X」に表示されているQRコードを読み込ませます。

リモコンのデータの作成方法

1.iPhoneのホームアプリより「Learn」を選択します。

2.「RM Mini 3」が白く光るので、リモコンで記憶させたいボタンを「RM Mini 3」に向けて発射します。

3.「ログを見る」ボタンを押すと、ログが見れるので、そこに載っているデータをコピペします。

4.あとは「コンフィグ」で該当の箇所にデータを入れるだけです。

{
    "name": "加湿器",
    "type": "switch",
    "data": {
    "on": "__HEXCODE__",
    "off": "__HEXCODE__"
}
設定項目設定値
Name任意の名前(例:加湿器)
Typeswitchを指定していますが、機器によって変更します。
on機器がオンの時の赤外線のデータをコピーします。
Off機器がオフの時の赤外線のデータをコピーします。

5.再起動ボタンをクリックし、サービスを再起動します。

まとめ

いかがだったでしょうか?コンフィグをいじれば、色々と自分の家の家電を追加できます。
簡単に家のスマート化も出来ちゃいます。
家にこもっている今のうちに、皆さんもチャレンジして作ってみるのはいかがですか?

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