はじめに
今回はWindows11でもGrowi環境をDockerで構築する方法を紹介したいと思います。
以前紹介したSynologyで作ったGrowiのバックアップの復元テストにも使えるので、良かったので試してみてください。
Windows11での環境構築
1.Docker Desktopをインストールします。(docker-composeもインストールされます。)
下記からダウンロードしてインストールしてください。
※「WSL 2 installation is incomplete」というエラーが出る場合は、以下よりwsl_update_x64.msiをダウンロードしてインストールする。
2.「growi-docker-compose」をダウンロードする。(Zip形式)
3.適当なフォルダで解凍する。(例:C:\tools)
4.フォルダの中にある「Dockerfile」を編集する。
FROM weseek/growi:4.5.4-nocdn
※ 「4.5.4-nocdn」の部分は、下記のサイトより最新バージョン名を検索して指定する。
5.docker-compose.yml を編集する。
(追加したり、コメントを解除したりする。)
ports:
- 3000:3000
environment:
- PASSWORD_SEED=●●●●
- FILE_UPLOAD=mongodb
- MATHJAX=1
- NO_CDN=true
6.コンテナを起動する。
docker-compose up -d
※ 社内ネットワークでは、構築時のダウンロードが出来ないので、その場合はT2Globalを利用してください。
7.127.0.0.1などアクセスし、正常にGrowiが起動していることを確認し、一度適当なユーザを作成し、ログインしてみる。
データの復元
1.コンテナを全て停止する。
docker-compose stop
2.対象のバックアップファイルをmongoDBのコンテナにコピーする。
docker cp mongodb.archive growi_mongo_1:/
※ 「growi_mongo_1」は、dockerのmongodbのコンテナ名を指定する。
3.コンテナを再度起動する。
docker-compose up -d
4.DBの復元の復元コマンドを実行する。
docker exec -d growi_mongo_1 mongorestore --drop --archive=mongodb.archive
※ growi_mongo_1は、dockerのmongodbのコンテナ名を指定する。
5.127.0.0.1などアクセスし、データが復元されていることを確認する。
番外編
環境を全て消す
下記のコマンドで行います。(作り直す時などに利用してください。)
docker-compose down --rmi all --volumes --remove-orphans
設定ファイルを書き換えて再構築を実行する場合
下記のコマンドで行います。
docker-compose up -d --build
まとめ
いかがだったでしょうか?
特に難しい設定をしなくても、Dockerを使って簡単に環境を作れるので、ぜひ試してみてください。
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