はじめに
会社などでは、Webなどの通信を検閲する為にプロキシを利用することがあります。このような環境下でラズパイを使うと、アップデートなど色々な事が出来ません。
今回は、そのような特殊な場合でラズパイを利用する場合の、プロキシ設定の方法を取り上げたいと思います。
設定方法
以下の3つのファイルにプロキシサーバを設定するだけでOKです。
(今回サンプルとして、プロキシサーバを10.1.1.5でポート3128としています。こちらはご自分の環境に合わせてください。)
1.apt用の設定ファイルの変更を行う。
sudo nano /etc/apt/apt.conf
Acquire::http::proxy "http://10.1.1.5:3128/";
Acquire::https::proxy "https://10.1.1.5:3128/";
Acquire::ftp::proxy "ftp://10.1.1.5:3128/";
Acquire::socks::proxy "socks://10.1.1.5:3128/";
2.環境設定の設定ファイルを変更する。
sudo nano /etc/environment
http_proxy=http://10.1.1.5:3128/
https_proxy=http://10.1.1.5:3128/
ftp_proxy=http://10.1.1.5:3128/
3.ログイン時に読み込まれる.bashrcファイルを変更する。
sudo nano .bashrc
export http_proxy=http://10.1.1.5:3128/
export https_proxy=http://10.1.1.5:3128/
export ftp_proxy=http://10.1.1.5:3128/
まとめ
いかがだったでしょうか?最低限の設定となりますが、このようにきちんとプロキシサーバを設定してあげれば、ラズパイをプロキシ環境下でも問題なく利用することが出来ます。
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