ラズパイでWifiアクセスポイント(ブリッジモード)を構築する

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はじめに

寝室でネットをしていると、Wifiの電波や弱いことがありませんか?沢山の人がWifiを使うため、混線したりして、なかなか全ての部屋に電波が届くようにするのは難しいことがあります。

こういう時に、余っているラズパイがあれば、サクッとアクセスポイントが作れてしまいます。今回は、ブリッジモード、つまり既存のルータのDHCP機能をいかしたままで、無線LANだけを増やす方法を紹介したいと思います。

作り方

1.ブリッジ機能の追加を行います。以下のコマンドを実行してください。

sudo apt install -y bridge-utils

2.ネットワークインターフェイスの設定を行います。以下のコマンドを実行し、設定ファイルに追記を行います。

sudo nano /etc/network/interfaces

(下記の例では、ラズパイのアドレスを「192.168.1.3」としています。)

iface eth0 inet static
address 192.168.1.3
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.1.1
dns-nameservers 8.8.8.8

auto br0
iface br0 inet dhcp
  bridge_ports eth0 wlan0

3.アクセスポイント機能の追加を行います。以下のコマンドを実行してください。

sudo apt install -y hostapd

4.アクセスポイント機能の設定を行います。以下のコマンドを実行し、設定ファイルを編集します。

sudo nano /etc/hostapd/hostapd.conf
interface=wlan0
bridge=br0
driver=nl80211
ssid=任意のSSID
country_code=JP
hw_mode=g
ieee80211d=1
channel=6
auth_algs=1
ignore_broadcast_ssid=0
disassoc_low_ack=1
ieee80211n=1
ht_capab=[HT40] [SHORT-GI-20] [DSSS_CCK-40]
require_ht=0
wpa=2
wpa_passphrase=任意のパスワード
wpa_key_mgmt=WPA-PSK
rsn_pairwise=CCMP
wpa_group_rekey=86400
max_num_sta=8

5.アクセスポイント機能の設定ファイルを有効にします。以下のコマンドを実行し、設定ファイルを編集します。

sudo nano /etc/default/hostapd
DAEMON_CONF="/etc/hostapd/hostapd.conf"

6.起動時の設定ファイルを編集し、ブリッジインターフェースが使えるようにします。
以下のコマンドを実行し、設定ファイルを編集します。

sudo nano /etc/rc.local
ifup eth0
ifup br0
sudo iw dev wlan0 set power_save off

7.アクセスポイント機能の追加の有効か設定を行います。以下のコマンドを実行してください。

sudo systemctl unmask hostapd.service
sudo systemctl start hostapd.service
sudo systemctl enable hostapd.service

8.ラズパイを再起動します。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回はブリッジモードでしたが、ルーターモードで作るのもそんなに難しくありません。こちらに関しては検索すれば沢山出てくるので、ググってみてくださいね。

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