はじめに
今回は、外部から自宅の環境にアクセスする為に必要なDDNSというサービスについて説明したいと思います。
現在私のページでも「地デジ」や「VPN」の記事を載せていますが、この設定が無いと、一時的に使えても、使えなくなる可能性が高い為、この記事と設定は、必ず行っておいてください。
(例外として、自宅インターネット契約で「固定IP」のオプションを付けている方は、例外とします。)
なぜ必要なのか?
簡単に言うと、「インターネットへ繋げるときの自分の番号が変わる」からです。
どういうことかと言いますと、パソコンの世界は数字の世界と聞いた事があるかもしれません。実はパソコンやスマホも、インターネットに繋げれば、数字で認識されるわけです。
例えば、「あなたは1番」、「君は2番」っといった感じです。これが一般にIPアドレスと言われるものです。
ではもしその番号が重複してしまうとどうなってしまうでしょうか?
例えば2番の人からメッセージが来たので返そうかと思ったら、2番の人が複数人いるっという状況です。そうなってしまうと、メッセージを送ってくれた人、つまりその個人を特定出来なくなってしまいます。
ではそうならないように、全ての物や人に番号を振れれば良いと考えるのですが、インターネットが出来た当初は、これほど沢山の人が使うとも想定していなかった為、今使える番号の範囲に制限があるんです。(いつか解消されるとは思いますが・・・まだまだ先かな。)
その為、普通私たちがインターネットに繋ぐためには、プロバイダーが持っている番号を一時的に借りて、使い終わったら返すみたいな仕組みで動かしているんです。
その為、今日は1番だったのに、明日になると2番になるという事も普通にあるわけです。
解決方法は?
1番、2番というようなIPアドレスは使えない事分かりました。ではどうするのでしょうか?
DDNS(Dynamic Domain Name System)というサービスで解決できます。
これはどういうサービスかと言いますと、書き込み自由な住所録をイメージしてください。誰かの住所を調べたいとき、その人の名前を探しますね。するとその名前のところに、住所を見つけることが出来ます。それと同じように、名前を別に付けて、その変わってしまう番号と関連付けてしまうというわけです。住所が変わるたびに、登録し直せば、外からアクセスするときは、その名前だけ知っていれば、大丈夫ってわけですね。
実際にどんなサービスがあるのか?
色んな企業が出しているので、どれが良いかと言われると難しいですが、無料で利用する、ネットを調べれば沢山の情報が出てくるという観点で考えると「No-IP」が有名で良いかと思います。
「DDNS No-IP」などでググってみてください。
無料で使うためには以下の制限があります。
・最大3つまで登録可能。
・30日に1回更新作業が必要。
少しめんどくさいのが30日に1回更新が必要という部分です。これは無料の為、使い捨てにされて、使われずに放置されることを防ぐためかと思いますのでしょうがないですね。当ブログでは、登録方法などは省略したいと思います。他のページので見るほうが分かりやすいし、沢山情報がありますので。
まとめ
いかがだったでしょうか?基本の話にはなるのですが、色んなことをする為には、避けては通れない部分ですので。今回説明させていただきました。
ぜひ参考にして、地デジやVPNサービスを自作される場合は、DDNSの設定も行ってください。