はじめに
前回は、準備編ということで、海外で日本のテレビをリアルタイムに視聴環境を構築する為に必要な機材や環境についてご紹介しました。
今回は実際にその環境を構築していきたいと思います。
実際にテレビが見れるところまで行いますが、Windowsですし、特に難しくなく設定することが出来ます。
今回必要なソフトのダウンロード
下記のサイトよりダウンロードしてください。
1.テレビチューナー(PX-S1UD V2.0)のドライバ
下記からダウンロードしてください。
ダウンロードすると、2つのファイルがありますが、自分の32Bit、64Bitか確認して、必要な方を使ってください。
2.ICカードリーダー(SCR3310 V2.0)のドライバ
下記からダウンロードしてください。
3.MPEG-2のデコーダー(DScaler MPEG Filters 0.0.8)
下記からダウンロードしてください。
4.TVTest
視聴する為のソフトです。このソフトは公式では実行できる状態で配布されていません。
ソースと言われるプログラムのみがGitHubで配布されていて、それを自分でコンパイルする必要があります。
初心者にはややこしいと思いますので、誰かが既にコンパイルしたものを、ググって探してダウンロードしてきてください。ちなみに現在流通しているバージョンは、0.7.23、0.8.0、0.9.0、0.10.0となっていますが、
自分の環境で動く、最新が良いと思います。
下記のドライバーの関係上、32ビット版を使うことをお勧めします。
5.BonDriver
こちらもダウンロードする場所が毎回変わる為、「BonDriver_Siano.dll」でググって探してダウンロードしてください。
初期設定方法
1.テレビチューナーとICカードリーダーのドライバー、MPEG-2のデコーダーをインストールしてください。
特に難しい事はないので、詳細は割愛しますが、ウィザードに沿ってインストールすればOKです。
2.TVTestのファイルを解凍し、そこに「BonDriver_Siano.dll」をコピーします。
3.TVTest.exeを実行すると「TVTest 初期設定」の画面が出るので、下記のとおり設定し、「OK」を選択します。
・BonDriver:BonDriver_Siano.dllを選択
※1 バージョンによっては、画面が一部異なるかもしれません。
※2 もし下記のような警告が出た場合は、「OK」を選択して、無視してください。
4.初めて動かす場合は、チャンネルスキャンの画面が出てきます。
「はい」を選択してください。
5.「スキャン開始」を選択してください。
6.最後に下記のとおりチャンネルが自動検出されていれば、OKです。
これで、次回からは「TVTest.exe」を実行するだけでテレビが見れます。
まとめ
いかがだったでしょうか?ちょっとややこしいところはあるかもしれませんが、比較的簡単に地デジの視聴環境を作ることが出来ることが伝わったでしょうか?
次回は、いよいよ海外から視聴する環境を作っていきます。お楽しみに!!